昨年の秋、古民家を会場にして行った、1日レストラン。こんにゃくや芋がらなどの昔ながらの食材を和食の達人が漆膳2段重ねのコース料理に。食器は蔵からでてきた漆器を使いました。2年がかりで準備してきた、1日レストランの様子をお伝えします。(矢崎潤子)
冬のご飯のお供No.1! 大根のぜいたく漬けは甘辛っくてポリポリした食感が特徴です。作り方は簡単で日持ちするのも便利。しょうゆ、ざらめ、酢をたっぷり使うのでぜいたく漬けといいます。田舎のお母さんたちは5キロ程作るのが定番ですが、今回は大根1本分のレシピを紹介します。
福島県白河市から棚倉町まで走る、ローカルバス白棚線。学生の通学の足から地域をつなぐ観光の資源へ、役割が変わりつつあります。未来の可能性を探るべく、地元の人たちが立ち上がり、色々な仕掛けを練っています。
棚倉町に関わる一番のモチベーションは、健康になった恩返し。農家さんとの出会いは私を変えました。野菜や料理について何も知らないところから、7年の関わりで学び、どんどん健康に。もっと健康になるぞー!
今回は平安時代にタイムスリップして町の歴史を紹介します。当時の書物に登場する一宮「都々古別神社」2社を参拝してきました。古代の棚倉町周辺は東北の玄関口として人の往来が多く重要な場所でした。
「シソ餅って知ってる?夏の土用に食べる習慣があるんだよ」と、そう言って差し出されたのは、白餅をシソで挟んだだけのシンプルな餅でした。中には何も入っていない。福島県南の郷土食だと聞き、調べてみました。
東北のふるさとの味、凍み豆腐。福島県棚倉町のお豆腐屋さん、大椙食品はこの伝統の味を守るため毎年作り続けています。タケノコやこんにゃくを入れて煮物にしたり、バラ肉を巻いて焼いたり、タンドリーチキン風にしたりと、レシピは工夫次第。でも、最近は温暖化で商品にするのが難しくなっているのだとか・・・。
岸波洋子さんのつくる青豆入りのり餅は地元の直売所でも人気だ。焼くと海苔の香りがかすかにただよう。餅に入った青大豆の食感が楽しい。切れているので焼けばそのまま食べられ、小腹がすいた時のおやつにもぴったりだ。
えごまの実をフライパンで数分煎る。こがさないようにすぐ火を止めてすり鉢でする。ゴリゴリ。ああ、いい香りがする!
煎ってするのは面倒だが、思わず深く息を吸いたくなる香りが御褒美だ。プチっとした食感とこの香りで一味違う和え物に。
唐辛子が効いたピリ辛の味付け。うまみを吸った芋がらは、牛肉のベストパートナーは実は私なのよ、と言わんばかりに、堂々と馴染んでいる。ところで芋がらはどのように作るのだろう。生産者の野中さんに聞いてみた。