書いた人:木村郁子
2020.03.15
岸波洋子さんのつくる青豆入りのり餅。焼くと海苔の香りがかすかにただよう。餅に入った青大豆の食感が楽しい。切れているので焼けばそのまま食べられ、小腹がすいた時のおやつにもぴったりだ。
ポイントはもち米1升に対しうるち米を2合半~3合混ぜること。うるち米とはいわゆる普通に食べる米である。そのことで、あまり伸びずにサクッと歯切れのよい食感を出している。
米を蒸すときに混ぜる青大豆にもこだわりがある。自分の畑でとれたものを使っている。使う種類も試行錯誤して、 蒸したときに綺麗に色が残る粒が小さめの品種を使っている。
「おばあちゃんから習ったレシピでやっているだけなのよ」と謙遜されるが、地元の直売所でも人気の商品になっている。これから春になるとヨモギを入れて作るそうだ。ヨモギ餅も想像するだけで美味しそう!
Nori mochi with green soybeans
At first the mochi is hard but once it’s cooked, it become soft, stretchy and chewy.This mochi made by Yoko Kishinami doesn't stretch more than normal mochi because she uses not only glutinous rice but also uruchi rice(non glutinous rice).Her mochi which has a good flavor of seaweed is popular at local stores.
木村郁子
合同会社ふくわらい代表。横浜から月1回、福島県棚倉町に通っています。棚倉町で見つけた食べ物の魅力を「普段着のごちそう」として記録しています。
合同会社ふくわらい