福島県内でも方言に違いがあり、嫁いだ当初は面食らいました。方言が出るのは心を許しているから。方言はあたたかい言葉なのです。同じように、ちゃぶ台の上の漬物も家庭によって味付けが違って、家に上がってそれを頂くのはなによりもご馳走です。(黒澤文)
冬のご飯のお供No.1! 大根のぜいたく漬けは甘辛っくてポリポリした食感が特徴です。作り方は簡単で日持ちするのも便利。しょうゆ、ざらめ、酢をたっぷり使うのでぜいたく漬けといいます。田舎のお母さんたちは5キロ程作るのが定番ですが、今回は大根1本分のレシピを紹介します。
パリパリと張りのある食感。ピリっと効いた唐辛子、あとからくるショウガの風味。おにぎりの横に添えられていたら最高だ!調味料も手間もかかるからぜいたく漬という。
パリポリパリ。噛むたびに良い音がする。さっぱりと甘酸っぱく、軽快な歯ごたえが夏のお茶請けにぴったりだ。
「近所の人に美味しいよって教えてもらって、今年初めて作ったの。」藤田美代子さんは笑う。発酵して甘くフルーティーになったらっきょう。初めて食べる味だ。