オメガ3たっぷり
自然の贈り物エゴマ油

福島県棚倉町 , 冬の料理

書いた人:窪木 愛子

2021.01.17

Story

本格的に寒い日が続きます。お肌の乾燥に悩まれる方も多いのではないでしょうか。外からクリームなどで保湿をすることも大切ですが、体の内側からケアしてあげた方が効果的です!

今回ご紹介するエゴマ油は、コツコツ摂取することで乾燥肌への効果も期待できるんです。

                                

乾燥肌は細胞の水分保持能力が低下している

体を包む「皮膚」は人体で1番大きな臓器です。臓器は沢山の細胞が集まってできています。細胞の機能が低下すると、皮膚でいえばターンオーバー(細胞の生まれ変わり)や、水分保持能力が低下するので乾燥肌などのトラブルが起きてきます。

では、細胞の機能は何で決まっているのかというと、細胞の周りを包んでいる「細胞膜」。

そして細胞膜は「油」でできています。この油が「質の良い油」であれば、細胞は元気で栄養や水分をたっぷり含み、プルプルのお肌を保つことができます。

質の良い油は「オメガ3」と呼ばれます。

油は体内で「脂肪酸」という物質になり、大きく分けて「オメガ3・6・9」に分かれます。この中で質の良い油は「オメガ3」で、よく魚の油が体に良いと言われるのはオメガ3を沢山含んでいるからです。

                                    

オメガ3を手軽に摂れる油はエゴマ油

1日あたり必要なオメガ3脂肪酸の量は1.6~2.2gと言われ、これはアジ3匹分に相当しますが、毎日3匹も食べるのは大変です。もっと手軽にオメガ3を摂取したいと思いませんか?

実は、いつもの油を「エゴマ油」に変えるだけで、簡単にオメガ3脂肪酸を増やすことができます。エゴマ油は、数ある油の中でもオメガ3に変換される「αリノレン酸」をダントツで多く含んでいる奇跡の油なんです!

                                   

エゴマ油は生でいただく

ただ、摂る時のコツが1つあります。それは「加熱しないこと」。エゴマ油は熱に弱く、加熱すると酸化してしまい、逆に「活性酸素」が発生して体内をさびつかせる原因になってしまいます。そのため、そのまま生でいただくのがコツです。

1日の目安は小さじ1杯程度で、1日に必要なオメガ3脂肪酸⒈6~2.2g摂ることができます。(アジ3匹より簡単ですね!)それ以上はカロリーオーバーになるため気を付けましょう。

                                    

エゴマ油おすすめの食べ方

生で摂るために最も簡単なのは、「ドレッシングとしてそのままかけること」です。

もしオリーブオイルをお使いであれば、そのままエゴマ油に変えるだけでオメガ3たっぷりのおかずに変わります。レシピを2つご紹介します。

他、お味噌汁や納豆にかけてもエゴマの風味が効いておすすめですよ。

いかがでしたでしょうか。ぜひ、気軽にオメガ3で体を満たして、乾燥に負けないお肌を目指してくださいね。

窪木 愛子

窪木 愛子

看護師・予防医学士。福島県古殿町出身。自身の体調不良を薬ではなく食事で改善した経験から、栄養カウンセリングや情報発信を行っている。

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