夏におすすめ、じゅうねんうどん
Junen udon

夏の料理

書いた人:木村郁子

2020.08.17

Story

暑い日が続きます。そこで今回は冷めたくておいしい「じゅうねんうどん」を作ります。レシピを載せましたので一緒に作りましょう!

「じゅうねん」は福島における「えごま 」の別称。食べると十年長生きするという意味で、そう呼ばれています。オメガ3系の油を含んだ健康的な「じゅうねん」をたっぷりとれる1品。福島のふるさとの味です。

今回の材料は以下の通りです。

さあ行きますよー!最初にじゅうねんだれを作ります。

えごまをフライパンでいります。香ばしい匂いがするまで3分程度です。こげすぎないように気をつけてください。

炒ったえごまをすり鉢で擦ります。油がでてしっとりするまでよく擦ります。ここはポイント。この油はオメガ3脂肪酸と言われる良い油です。

しっとりしたら調味料を加えます。まずは味噌です。

続いて醤油、酒、砂糖も加えます。

さらに出汁を少しずつ加えます。この日は椎茸粉とカツオ粉に白だしを加えました。ご家庭の好みの出汁で構いません。

よく混ぜます。すり鉢にえごまが張り付いています。こそげ取りながら全体をよくなじませてください。これでたれは完成です。必ず冷蔵庫で冷やしてください。冷たくないと美味しさ半減です。

次に具の準備です。

まずは鶏ささみを茹でます。

火が通ったら手でさいて、適量の塩麹となじませます。

きゅうりは千切りにしてください。きゅうりはたくさんのせると美味しいので、たっぷり切りましょう。その他の薬味も切って準備をしておきます。これで具材の準備は終わります。

さあ、うどんです。今回は福島県棚倉町の「丸八製麺」の生うどんを使います。もちっとして美味しいです。市販のうどんで代用できます。

うどんは茹で上がったら、洗ってよく冷やしてください。

あとは盛り付けるだけ!

最後に冷やしておいたじゅうねんだれをかけます。

完成です!

いただきますー!

おいひい。。。作ってよかった。

えごま の香りが香ばしく結構パンチもあり、暑い日も箸がすすみます。いかにも健康的で体に良い一品ですが、鶏のささみを加えることで、ボリュームが出て栄養価も上がります。

ちなみに、じゅうねんうどんの魅力を私に教えてくれたのは、福島県古殿町出身の予防医学士の鈴木愛子さん。田舎が嫌いな時期もあったそうですが、医療関係の道に進み食の大切さに気づいて、故郷の食材を見直したそうです。中でも体に良い油がとれる、じゅうねんうどんは鈴木さんの大のおすすめ。「帰省するたびに祖父母の家で食べて元気になった、思い出の味」だそうです。

皆さんもぜひ作ってみてください。

木村郁子

木村郁子

合同会社ふくわらい代表。横浜から月1回、福島県棚倉町に通っています。棚倉町で見つけた食べ物の魅力を「普段着のごちそう」として記録しています。
合同会社ふくわらい

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