きゅうりのパリパリ漬け
pickled cucumber

夏の料理

書いた人:木村郁子

2020.08.25

Story

今日はきゅうりのパリパリ漬けを作ります。福島県棚倉町の農家のお母さんたちに何度も食べさせてもらった懐かしい味です。

パリパリ漬けは冷凍ができるため重宝で、棚倉町のお母さんたちはみなさん、この漬物を作っていました。味の濃さ、きゅうりの厚さ、パリパリ加減が作り手によって違い、パリパリ漬けの世界にも名人がいます。

さて、今回は、都会の片隅で見習い気分で作ってみましょう。用意するのはきゅうり・生姜のみじんぎり・鷹の爪、そして調味料です。きゅうりは5ミリくらいに輪切りにしておきます。


鷹の爪、生姜、調味液を鍋に入れていき、火にかけます。  


沸騰したら火を止めます。火を止めたところにきゅうりを投入。  

火は止めてくださいね! 


きゅうりをドボン。15分程度このまま放置します。 


15分たったらきゅうりをザルにあげます。 こんな感じです。煮汁は捨てないで!

便利なヘラは棚倉町の孫助工房のものです。

 

ここで鍋に戻した煮汁をもう一度沸騰させます。沸騰したら火を止めます。

そこにもう一度きゅうりを入れます。

すぐにザルにきゅうりをあげ、もう一度煮汁を煮立たせます。繰り返し2回目。


きゅうりをドボン。

すぐにザルにあげます。


できました。

こんな感じで、煮汁が沸騰したら火を止めてきゅうりをいれて、すぐにきゅうりを取りだすことを2〜3回繰り返すのです。こうすることでパリッとした食感になります。

いろいろなやり方があるようですが、きゅうりをずっと漬けておいたり、きゅうりを入れて煮てしまうと、味が濃くなりすぎて食感も柔らかくなってしまいます。

棚倉町のコシヒカリといただきます!

棚倉町のコシヒカリ社米とともにいただきます。

濃い目の味つけにご飯が進みます。パリパリした食感と酢のさっぱり加減が、毎食箸休めに食べたくなる味です。

農家のお母さんの味にはかないませんが、修行中の身としては合格点をあげたい味になりました。

今回の分量はこちら。たっぷりできます。

人によっては乱切りにする方もいます。きゅうり好きな方はこちらもおすすめです。

木村郁子

木村郁子

合同会社ふくわらい代表。横浜から月1回、福島県棚倉町に通っています。棚倉町で見つけた食べ物の魅力を「普段着のごちそう」として記録しています。
合同会社ふくわらい

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