昨年の秋、古民家を会場にして行った、1日レストラン。こんにゃくや芋がらなどの昔ながらの食材を和食の達人が漆膳2段重ねのコース料理に。食器は蔵からでてきた漆器を使いました。2年がかりで準備してきた、1日レストランの様子をお伝えします。(矢崎潤子)
唐辛子が効いたピリ辛の味付け。うまみを吸った芋がらは、牛肉のベストパートナーは実は私なのよ、と言わんばかりに、堂々と馴染んでいる。ところで芋がらはどのように作るのだろう。生産者の野中さんに聞いてみた。
芋がらをご存じだろうか。里芋の茎を干して乾燥させたものだ。今回、野中和子さんが作ってくださったのは芋がらと人参の煮物。薄味で、うまみを吸った芋がらのシャキシャキした食感が引き立つ。