書いた人：木村郁子
2019.09.04
「しそができるときはね、出来て出来て困ってしまうのよ、保存もできないし。だから何か作りたくなるのよね。」そういって紹介してくれたのはしそ巻きみそ。しその緑色と葉脈の模様が美しい繊細な料理だ。
油であがったしそがパリパリと音を立てて口の中でほどける。中に甘い練り味噌が入っている。しそと甘い味噌がからみあう。味は濃いのでお茶を飲みながら、お酒をのみながら、ちびりちびりと食べたい。
作るにはまず、小麦粉をオリーブ油できつね色になるまで空炒りをする。砂糖・味噌・しょうゆと白ゴマを入れて練り合わせる。練ったものをしその葉でまき、楊枝にさして油で揚げれば出来上がり。
でも、違う作り方の人もいるようだ。岸波洋子さんは小麦粉ではなく米粉派。炒らずに米粉に材料をいれ、練ってから蒸すのだそうだ。こういった作り方の違いを楽しんで、お母さん達はおしゃべりのネタにしている。
Shiso-maki miso
The green leaf vein of shiso is beautiful. Oiled shiso makes a crisp sound and unwinds . There is sweet kneaded miso inside. Shiso and sweet miso go together and melt in your mouth.The taste is strong, so you should eat little by little while drinking tea and drinking alcohol.
Roast the flour with olive oil until it is tinted. Knead with sugar, soy sauce, miso and white sesame. Wrap it with shiso leaves, Stir it with a toothpick and fry .
木村郁子
合同会社ふくわらい代表。横浜から月１回、福島県棚倉町に通っています。棚倉町で見つけた食べ物の魅力を「普段着のごちそう」として記録しています。
合同会社ふくわらい
